概要

英語科教育分野では、外国語の教授・学習に関する英語文献の講読等を通じて、実践を複眼的に捉え直すための理論的知識を深め、学習者の知識や技能、興味関心に合わせて質の高い授業づくりのできる奥行きのある指導技術を身につけることを目指しています。

英語科教育における単元レベル、カリキュラム・レベルでの教育内容・教材構成を理論的・実践的に学び、単元構想力を深化させると同時に、授業やカリキュラムを評価するための理論・手法を学び、授業力向上の基盤となる省察力を身につけることが期待されます。さらに、第二言語習得研究に基づく知見や統計処理やデータ分析を含む実証的な手法に基づき、直感にとどまらない科学的な研究方法を通して英語学習法・教授法を探る態度を身につけます。

英語教育の現場で指導的な役割を担うにふさわしい4技能5領域のバランスがとれた高い英語運用能力を身につけるべく、幅広いジャンルの英語を読むこと・書くことやそれに基づくディスカッション等の活動を通じて、必要な英語運用能力をさらに高めることを目指します。

課題研究においては、指導教員の指導のもと、学生の興味関心に応じた探究テーマが設定でき、英語科教育の諸課題に加え、英語学や英語文学・異文化理解など関連分野の発展的な知見を活かし、例えば意味や使用場面のつながりを意識した言語材料の導入や多様な言語体験を通じた主体的・協働的な学習といった、時代が求める英語指導上のテーマに応用する取り組みを行うことも可能です。

授業科目

英語教育(教科教育分野)では、以下の科目を開講しています。各科目の詳細は、静岡大学学務情報システムのシラバス検索で確認してください。

  • 分野必修科目
    • 教科横断的教育課程論
    • 教科学習論(人文社会系)
    • 教材開発論(英語)
  • 自由選択科目
    • 教科内容論(英語)
    • 教科指導論(英語)
    • 教科内容演習A(英語)
    • 教科内容演習B(英語)
    • 教科専門研究A(英語)
    • 教科専門研究B(英語)

担当教員

教員」のページの教科教育分野:英語教育をご覧ください。