2023年度:教職大学院生の月例報告

5月

ゴールデンウィークも終わり、教職大学院の授業が本格的に軌道に乗ってきました。授業では現職とストマスが混ざり合ったグループの中でそれぞれの研究デザインについて討議を行いました。現職は実際に学校現場で働いていた視点で、ストマスは現職にはない斬新な切り口で互いの考えを話し、議論を深めることができました。

6月

6月に現職院生は訪問実習として富士市教育プラザへの訪問と富士市立高等学校の「市役所プラン」中間発表会の見学を行いました。富士市教育プラザでは富士市における特別支援教育のあり方や通級指導教室の仕組みを学ぶことができました。富士市立高等学校の発表会では高校生が富士市の課題についてそれぞれのテーマでアプローチし、課題解決に取り組んでいる姿を拝見しました。どちらも非常に先進的な内容でとても勉強になりました。

7月

前期が終わる7月の終わりになりました。前期も終盤となり、各授業でグループでの分析結果の発表や課題レポートに取り組むなど前期の学びを総括する時期になりました。

また学卒院生(ストレートマスター)は、基盤実習を終えました。基盤実習は、自身の専門である附属学校種とそれとは異なる学校種にも行き、各教育現場での教育観や学卒院生それぞれの研究に関連することを意識しながら、基盤実習を行うことが出来ました。後期にも基盤実習の一環として、体育祭または文化祭の手伝いがあります。写真のように暖かく迎えてくれる附属校に感謝です。

10月

10月に入り、後期の授業がスタートしました。8、9月は各自が研究の内容について深掘りをし、今月から始まる実習で実践をスタートさせています。
また、後期からはこれまでの共通科目とは違い、各自の専攻や分野に沿った授業を選択し、学習しています。
附属小中の研修会等にも参加し、研鑽を深めることができました。

11月

10月から後期の実習がスタートし、1ヶ月が経ちました。多くの学生がこれまでの研究仮説をもとに授業実践に取り組んだり、次年度の実践に向けてのインタビューや調査を行いました。中にはうまくいかないこともありましたが、それも研究を進めていく上での大きな勉強となりました。

12月、1月

多くの院生が実習を終え、2月に控えるM1中間発表会の準備に取り掛かっています。また、院生の中には学会等でここまでの研究の成果や研究の方向性を発表するなど、これまでの学びを精緻化、アウトプットする機会を作ることで自分の学びを整理することができました。

2月

アクションリサーチの理論と実践の授業の中でそれぞれの院生の中間発表会の資料を閲覧し、意見交換を行いました。他分野の学生から意見をもらうことでこれまでには気づくことができなかった新たな視点を得ることができました。

各分野のM1中間発表会も行われました。今年度は他分野の中間発表会にも参加することが可能になったため、多くの参加者から意見をもらい、次年度の研究をさらに発展させていくための足がかりを得ることができました。

また、授業がひと段落したため、県内外の学校を視察に行く学生もおり、自由進度学習などの先進的な取り組みを見学することができました。

3月
9日に現職院生による公開成果発表会が行われました。県内外から多くの教職関係者が訪れ、2年間の研究成果の発表を3会場、計18本させていただきました。質疑応答も大変学びになるものが多く、予定時間ギリギリまで議論を交わすことができました。発表者だけではなく、運営を行なった現職M1も次年度の自分たちの成果発表会に向けて大変勉強になる会となりました。